ジャズの英単語

Jazz音楽の世界で使われる英単語です。ネットで調べた範囲において、自己学習用の備忘録的なものとなります。ジャズ用語が基本ですが、地域や時代によって意味が異なる場合もあります。

プロフィール — 英語翻訳者。不定期でセッションに参加する愛好家。

ジャズの英単語(順不同)

  • Fake Book コード進行やリードシートを集めたもの。ミュージシャンが自分で書き取ったものなどを共有するために始まり、後に書店で海賊版としてこっそり販売されたが、曲の出版権を払っていない違法なものであり、譜面内にアレンジが完全に再現されていなかったため「Fake」と呼ばれていたそう。
  • The Real Book   日本の「黒本(ジャズスタンダードバイブル)」に当たる。ジャムセッション時に多用される譜面(リードシート)集。日本人以外とジャムセッションをするときに役に立つ。ちまたに氾濫していたFake Bookよりも正確で通説的、かつ最新であることを目指して発行されたと言われているが、メロディーやコード進行に間違いも存在する。
  • The World’s Greatest Jazz Fakebook   80年代にChuck Sherが出版した譜面集。
  • The New Real Book  Sher Music社出版の、The World’s Greatest Jazz Fakebookの続編となる譜面集。The Real Book の約20年後に発刊。旧リアルブックを改良し、スタンダード曲譜面の再確認を行い、最大8つの有名な演奏の録音を比較してトランスクライブ(採譜)。存命の作曲者からの情報などをもとに、Bob Bauerが旧リアルブックの誤記部分を修正。また「踊れる音楽を」とのリクエストが多かったため、旧リアルブック発売後のポップスやクロスオーバー(フュージョン)も収録した。また違法であった旧リアルブックと異なり、版権所有者に使用料を支払った合法な譜面集。
  • Legit  ジャズではない音楽やギグ。
  • Inversion 本来のルート音以外の音をルートとしたコード。ルートなどのコード構成音をオクターブ上げたりしてヴォイシングを変化させること。
  • Front line  コンボにおけるホーン奏者。リズムセクションの楽器以外。
  • Go out  最後のコーラスをやってEndすること。
  • Diatonic  オルタード(変化)されていない、キーのメジャー/マイナースケールの音のみで構成されるメロディーやコード。
  • Dot time  付点4分音符を基本とした、パッセージとして伸びるクロスリズム。
  • Double time   メロディーを含めた、バンド全体が2倍のテンポで演奏すること。コードチェンジも2倍速となる。
  • Double time feel 「ダブルタイム」とは別物。伴奏の速さを2倍にするが、コードチェンジはそのままの速度を維持すること。例  テンポ 60bpmの場合、コードチェンジは60で、伴奏は120でプレイする。メロディーのスピードと、コードが鳴る継続時間は変わらないが、その他伴奏者は2倍の速さで演奏する。
  • Regular feel  ダブルタイムフィール等をしていない、普通のフィール。
  • Ground beat 基本的なビートの単位。大半は4分音符であり、明示される場合もある。
  • Harmonic rhythm  ハーモニー(コード)のリズム。曲にはビート(拍子)が設定され、メロディーはそのビートの上で独自のリズムを持っている。同様に、ハーモニー(コード)もビートの上に独自のリズムを持っており、何拍でコードがチェンジするかの割合をハーモニックリズムと呼ぶ。4/4拍子の場合、ハーモニックリズムは2の倍数の拍子で構成される(例2/1小節、1小節、2小節等)。3/4拍子の場合、3の倍数の拍子(通常1小節、2小節)、変則的な拍子の場合、4/5拍子=3+2(「Take 5」など)、7/4=4+3。各コードには強弱が割り当てられ、最初のコードは強拍(Strong)、2番目のコードは弱拍(Weak)となり、V7(ドミナント)コードは弱拍(Weak beat)となるのが通例。
  • Measure  小節。barと同義。定められたテンポで、定められた数のビート(拍子)で構成される、垂直線で表現される。
  • Meter (イギリス英語ではMetre) 拍子。小節やビートをグループ化して構成されるリズムやアクセントのパターン。
  • Time signature  拍子記号。4/4(four four)等。分母は1拍を構成する音符の種類。分子は1小節内の拍数。4/4(four-four time)、3/4(three-four time)
  • Quartal  完全4度の間隔で積み上げたコード。60年代のJohn ColtraneカルテットでのMcCoy Tynerが有名。
  • Quality 3,5,7度のコードトーンで決定されるコードのキャラクター。メジャー、ドミナント、マイナー、トニックマイナー、ハーフディミニッシュ、ディミニッシュなど。
  • Pickup 第1小節目の手前から始まる1音またはフレーズ。
  • Pedal 複数のコードチェンジを通してベース音は同一音で固定すること。1625ターンアラウンドでのドミナントペダル(Vのルート音)が典型的。Iのルート音もペダルとして使用できる。
  • Pattern アドリブ時において用意しておいたメロディーライン。手癖として繰り出すことができるフレーズ。
  • Top 各コーラスの開始点。第1小節目の最初のビート。
  • Tonic minor マイナー3、メジャー6、セブンスを含むスケール/コードで、通常マイナーキーのトニックとして使用される。
  • Trad(Traditional) 1900年代初頭のジャズスタイル。懐古的にディキシーランドと呼ばれるもの。4/4ビート。トニック、サブドミナント、ドミナント(I、IV、V)、多くのセクション、複数楽器の同時ソロで構成される。
  • Crush ピアノにおいて、半音差の音を同時に弾くこと。
  • Timbre (発音 たんばー) トーンの質。リズム、メロディー、ハーモニーと並んで、音楽の基本的要素。
  • Interlude  主にソロ奏者の入れ替わりの際に演奏される、曲中に追加されたセクション。A Night In Tunisiaが有名。
  • Intro(Introduction) 曲中で1回だけ演奏される、曲のイントロ。
  • Inversion  ルート音以外のコードトーンがベースになったコード。コードトーンの上下を変化させた転回形。1stインヴァージョン=3rdがベース音。 2ndインヴァージョン=5th 3rdインヴァージョン=7th
  • Transcribe   日本でいう「コピーする」。
  • CESH(Contrapuntal Elaboration of Static Harmony) 静的なハーモニーでの対位法的な展開。同一コード内でのフレーズに躍動感を与えるためのフレージング。トップまたはボトムの音を半音で動かし(例 V7コードで3,4,4#、5)、その下または上のフレーズは固定させるなど。例としてThelonious Monk の「 In Walked Bud」のメロディーなど。
  • Bebop  40年代初頭に、Parker, Gillespie, Kenny Clarke, Charlie Christian、Bud Powellなどの若い演奏者たちが生み出したジャズのスタイル。小編成のコンボが好まれ、シンプルなスタンダード曲やコード進行の上で、高速で多音な、長く、イレギュラーで、シンコペーションの多いフレーズを使ったアドリブ(improvisation)を演奏する。演奏能力に重点が置かれた。
  • Block Chords  ピアノで両手を固定させて、メロディーと平行にコードを弾く、Milt Buckner、George Shearingが生み出した演奏スタイル。メロディーに近いポジションで弾く。
  • Blowing changes  Blowするとき、つまりソロ(インプロヴィゼーション)時のコードで、ヘッド(メインテーマ)時のコードと若干異なる。
  • Blues  通常は12小節で構成され、5小節目にIV度に進む。ブルース特有のスケールを使ったメロディー、リフ。ジャズの起源的またはその一部。ジャズ全般的なフィーリング。
  • Boogie (boogie-woogie) 30年代に盛んだったピアノの演奏スタイル。左手は8分のパターンを繰り返し、右手はステレオタイプ的なブルースのリフを弾く。
  • Break 曲の一部で、伴奏がストップし、ソロ奏者だけが弾く。
  • Bridge AABA形式の曲で「B」セクションに当たることが多く、キーが大きく変わるのが伝統的。Thelonious Monkによれば、Bセクションはアウト感のある音を響かせるためのセクション。
  • Broken time とりわけベースやドラムでビートを明示しない演奏法。シンコペーションがイレギュラーで、インプロヴァイズされたもの。
  • Altered scale  ドミナント7thコードのスケールのひとつ。スケール音すべて変化(テンション化)させたスケール。フラット7、フラット9、シャープ9、シャープ11、(5度無し)、フラット13、ルートで構成。ジャズ臭さを出しやすい。簡単な覚え方(下降形で): ルート音から下降して5音目まではホールトーン(全音)、5音目からルートまでの下降はコンビネーションディミニッシュの形で覚える。
  • Half-step   半音。 半音上はHalf-step above、半音下は Half-step below
  • Vamp  曲の先頭部分や最後など、何度も繰り返すシンプルなリフや、ソロ時に繰り返されるベースライン。同じコードやコード進行を繰り返し、だんだんと盛り上げ要素を足していく。Vampの役割としては、ソロ奏者に時間とスペースを与えるため。また、Vampireのように、曲のキャッチーな部分(コード、メロディー、歌詞)としてリスナーの耳に残り、離れないことから。Vampという用語が最初に使用されたのは20世紀初頭と考えられ、演劇の世界では、役者が舞台に登場するまでの間に演奏される短い間奏をVampと呼んでいた。While the music vamps, the listeners will anticipate that it will change and the musicians may take this time to refine their particular sections.
  • Verse   曲の本体部分(コーラス)が始まる前の部分。ルバートで演奏されることが多く、古いスタンダード曲に多い。オペラなどでは、Verseで語りを入れ、曲の本体部分(コーラス)に入る。楽器だけで演奏する場合、Verseは省かれる場合が多い。リードシートにも記載されていない場合が多い。大雑把に言えばイントロに相当。
  • Turnaround  セクションの終わり部分のコード進行またはその部分。次のセクションまたは曲の頭の最初のコード(オ-プニングコード)へと繋がるコード進行であり、トニックキーを強く明示するため1625コードを半小節ずつ進むのが典型的。
  • Voice  個々のメロディーライン。ベースとメロディーは、独立した2つのOuter voiceであり、その内側にある音はinner voiceと呼ばれる。
  • Voice-leading  コード内のinner voiceをスムーズに変化させて独自のメロディーラインを提示する。バッハが有名であり、4つ以上のinner voiceをメッシュさせて完璧なコードハーモニーを提示している。
  • Voicing コード構成音の配置(アレンジメント)を変えて、響きを変化させること。
  • A section  通常8小節の、曲のメインとなるテーマ部分。
  • Play in key centers   調性(キー)の中で演奏する。(個々のコード、コード進行を細かく分析して演奏することの対比として)
  • Bad 形容詞 褒め言葉、良かったの意味 Bad xother xxcker 最高に音楽センスが良い 類義語Burnin’、Smokin’、Killin’
  • Back-beat 4拍子のときの2拍目、4拍目
  • Baby 誰かを愛着を込めて呼ぶとき。男性同士でも使える性別関係なく使える呼び名。Dude、Buddyよりもヒップな呼び方。Hey baby, how’s it going?
  • B section  ブリッジと同義。
  • Bag  自分が興味のある、演奏できるジャンルのまとまり。 Pop music is just in my bag.
  • Blow   ソロを取る Can I blow on this tune?  客席やバンドメイトから“Blow! Blow!”と言われたら、演奏が良いからソロもやれという意味。ポジティブな意味。類義語 Blow your horn. Speak. Preach. Take your time. Tell your story. Go on.
  • Box  ギターの意味。
  • Axe  楽器全般。You brought your axe today?
  • Cat   him, her, them と入れ替えて使う代名詞。 That cat owes me money.   良い意味で“He is one of the cats.(彼は素晴らしいJazzプレーヤーだ)” In Jazz, you are either aspiring to be a cat, or you are a cat.
  • Chart  ジャズで使う、メロディライン、コード、歌詞などだけ書かれた譜面。類義語 Lead sheet 演奏者に解釈の余地を与えるためのシンプルなもの。
  • Couting off 曲の始めにテンポや拍子を声に出して、曲想を伝えること。カウントを取ること。
  • Channel  曲のブリッジ部分 類義語Release
  • Chase トランペットやサックスなどが、4バースを交互に演奏。類義 Trading 4s
  • Chops   素晴らしい演奏技術(速く弾く、高音域だせる等のVirtuosityのこと) You have chops.
  • Clams  ソロや演奏中の間違った音使い  I just played with full of clams.
  • Scuffle  ひどい演奏  He was scuffling
  • Folding    ひどい演奏  He was folding. He folded so hard on that tune.  彼、あの曲の演奏かなり外してた。
  • Getting lost   ソロの最中にロストすること。I got lost while playing a Jazz tune. 曲の最後までLostしたままだと、その演奏はTrain Wreckとなる。
  • 演奏の対価としての「お金」の呼び方いろいろCoin, cake, bread, scratch, cheese, cheddar, digit (So what’s the digit on the gig tonight?), ducats (Hey brother, where are my ducats at?), Jelly (What’s the jelly?), paper これらはすべて演奏のギャラ(お金)の意味。The bread is light (このギグのギャラ安いな) I got a lot of money on the street.(俺には未払いのギャラがたんまりある)
  • Bill (またはBuck)  100ドル “The gig pays a buck and a quarter(ギグのギャラは125ドル)
  • Cop  誰かのスタイルのコピー、模倣する。Cop an Elvin feel on the channel (= Play a 12/8 groove in the style of drummer Elvin Jones when we get to the bridge). (ブリッジではエルビンジョーンズっぽく演奏して)
  • Dark    誰かが「怒った、静かな」 いつもそんな感じの人はDark man, Prince of darknessと呼ばれる。   または、何かに「否定的Disapprove」 “John got dark on the food tonight”
  • Dig 好き。認める。“I dig your sound”   間投詞として「Dig! (すげえな!)」としても使える。
  • Drag  スローダウンする。名詞で使うとDisapproveの意味“This gig is a drag(このギグひどいな)” the blues(ひどいな)とも同義
  • Float ストレートな四分のタイム感を避けること。類義語Stroll、Skate
  • Gig ショー、アクト、仕事。通常は、ギャラが支払われるもの。Day gig 日中のギグ(仕事)。  “I’ve got a gig tonight”(今夜仕事が入った)    有名なプレイヤーとの仕事が入ったとき I got “the” gig with Pat Metheny(パットメセニーとマジものの仕事が入った)
  • Hang   演奏時以外での演奏者間の仲良し具合。 He didn’t hang (彼はギグに馴染んでなかった)  ”The music was okay… but the hang was great (演奏はまあまあだったけど、とても友好的なギグだった)”
  • Head 曲のアタマ。テーマ部分。原曲のメロディー。アドリブソロの開始部分であり、アドリブソロが終わって戻る部分。I play the head (テーマは私が演奏する)
  • Heat  曲中のソロの部分 ”Can I get some heat on this one?” (この曲でソロをやっても良いかい?)
  • Hip  格好いいこと。Coolの類義。ジャズの最新のアイディアやスタイルに精通していること。Are you hip to the music scene?
  • Home   曲のエンディングに行く想定で曲の先頭に飛ぶ。”Go home”  同類でGo out (最後のコーラス行ってエンディング)
  • Jam  事前の計画や企画無しで、「無料」で合奏する。
  • Jive  偽物、うさんくさい、価値の無い。批判的につかう。”This guy is jive.”   Jiving  曲をよく知らないのに知ったフリをして演奏する。 Jive Axx Moxxxx Fxxker 最悪の偽物プレイヤー
  • Left    going left(音楽的に)前衛的、テクニック重視に傾聴して弾きだした。耳障り、否定的な意味で使う。 ”He really went left on that solo” (彼はあのソロでやたら前衛的に弾いていた) Outも同類。
  • Once in/once out  テーマは1回だけ演奏し、全員がソロをやったら、テーマに戻らずに終わること。類義でAll-skate  ”We’re gonna play a blues now. It’s gonna be an all-skate situation. Everybody plays a solo.”
  • Sad 演奏能力が欠如していること。Badの反意語。いまだに演奏方法を習得中の状態。 同義語 Weak
  • Sears & Roebuck   ガーシュウィンやコールポーターの曲のようにお決まりの感じで演奏する。 かつてのシアーズ・ローバック百貨店のように定番で行け。
  • Scene ある地域でのジャズミュージシャンのコミュニティ。”He is on the scene.” (彼はその町で出演し、町の人からも知られている)
  • Shed 動詞で「集中して長時間練習する」。名詞で「練習する場所(Shed 小屋)」  Woodshedの短縮形。 一人だけの空間に行き、長時間こもって練習すること。You’ve been in the shed((いつもより練習したから)演奏良くなったな)
  • Sides  アルバム。レコード盤のアルバムから。 主にジャズの名盤を手に入れたときに使う。
  • Sit in  ゲストとしてバンドのギグに無料で参加すること。Jamと異なり、招待されたプレイヤーのみ。
  • Skins ドラムス
  • Society gig  正装して演奏をする場のことで、大金が支払われる。 同義Club dates, GB(General Business) gigs 普段は聞いたり演奏しないような曲を何時間も裕福な人たちのために演奏する場。
  • Square  スイングしていない演奏
  • Swing  ”He is swinging tonight” “His soloing swung hard”
  • Line-up  バンドメンバーの顔ぶれ
  • Compositions   曲  類義 Tune、Song
  • Recording artist   自作曲、他人の曲をスタジオなどで録音し、販売している演奏者。日本でいう「プロミュージシャン」のニュアンス。
  • Let’s put one’s hands together for … 拍手をする。演奏者紹介の時など、お客さんに呼びかけて拍手を喚起する。
  • Tag   曲が終わる前にターンアラウンドや循環を複数回演奏すること it’s not over yet let’s tag the last 4 bars
  • Trainwreck  バンド全体の演奏がストップするほどの致命的なミス。They messed that part but they avoided a trainwreck.(彼らはあの部分で演奏が乱れたけど、崩壊することは避けられたね)
  • Vibe. 名詞としては雰囲気、フィーリング the room had a great vibe  動詞として使うと非常にネガティブな意味となり 失礼に振る舞うとなる。 セッションで会話を拒否したり、意地悪な感じを出している場合は They are vibing you
  • Changes.   コード進行 Giant Steps has really difficult changes to play over.
  • Rhythm Change (ガーシュイン作曲の『I Got Rhythm』のコード進行を基に使られた曲。32小節、AABA形式
  • Contrafacts  Rhythm Changeの曲ように、既存の曲にある、既存のコード進行上に新しいメロディーをつけて作曲された曲。   https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_jazz_contrafacts
  • Lines. フレーズ。ロックで言うところの「リック」
  • Playing outside   アウトで演奏
  • Combo  ジャズでの バンド  語源 Combination of musicians から
  • Being in the pocket. パーフェクトなタイム感で演奏できている。ベース楽器において、ビートのセンターで演奏できている。
  • Club date   ナイトクラブ等の「クラブ」ではなく、結婚式、バル・ミツバー(ユダヤ教の成人式)、記念式典、ビジネスパーティー等のギグ仕事。同義として Society gig
  • Run スケールの上昇(下降)の早弾き。通常はピアノの右手によるもの。
  • Shell  ピアノの左手で作る2音の和音。ルートおよび通常は7,3,10,6度のどれかを組み合わせたシンプルまもの。Bud Powellが有名。
  • Side-slipping  メロディーやコードを半音上下で演奏。
  • Sideman  バンドリーダー以外のメンバー。
  • Shout chorus あらかじめ用意された、最後のコーラスに行く前の、特別なコーラス。Wayne Shorterの This Is For Albert など。
  • Rhythm Section  曲の全体を通して伴奏する楽器。通常ピアノ、ベース、ドラムス、時にはギター、ヴィブラフォンも含まれる。
  • Quote  ソロの最中に他曲のメロディーを拝借すること。All the Things You Areで Grand Canyon Suite を拝借するなど。
  • Polytonality 2つのキー(調性)を同時に使用すること。
  • Upper structure ルート音が異なるコードの高音域に別のルート音のトライアド(3音)コードを重ねたもの。例えば C7の上にAトライアドを重ねると、C7から見て13、フラット9、3と響くが、同時にAトライアドだけで独立したメジャートライアドの響きも持つ。