AFNの歴史(トリビア)

AFNの歴史(出典 米国防省Webサイト)

AFNは、その前身を含めると80年近い歴史がある。
最初の放送は第二次世界大戦中。
「AFN」という名称にたどり着くまで何度も改名された。
1940年、パナマ、アラスカ、フィリピン等で、最も初期の駐留米軍向けのラジオ局が開局。
1942年5月26日、第二次世界大戦が始まって数ヶ月後に「AFRS(the Armed Forces Radio Service)」が開局。
1943年7月4日、AFRSとしては初めての独自制作番組がロンドンのBBCスタジオから放送。
1954年4月までにAFRSは、テレビ放送も含む「AFRTS(the Armed Forces Radio and Television Service)」に改名。
1969年、「AFRTS(the American Forces Radio and Television Service)」へ、「Armed」の部分が改名。
1982年、「AFRTS(the Armed Forces Radio and Television Service)」へ、「American」の部分が元に戻る。
1988年、短波ラジオ放送から衛星ラジオ放送に変更。音質向上および聴取地域が拡大。80年代には衛星テレビ放送も開始。ニュース/スポーツ番組の生放送が可能となる。
2000年、「AFRTS(the American Forces Radio and Television Service)」へ、「Armed」の部分が再度改名。
2017年10月、現在の「AFN(the American Forces Network)」に改名。

AFNトリビア

1943年から1970年代まで、AFNは米国外でアメリカのモータウン、ジャズ、ロック、カントリーが聞ける数少ないメディアであったため、レッドツェッペリン、デビッドボウイ、ローリングストーンズ等、海外の有名バンド、アーチストもAFNから影響を受けた。

AFNは、現在、衛星を利用し、168カ国と洋上のリスナーに向けて放送。マーシャル諸島のクェゼリン環礁、南極大陸、国際宇宙ステーションでも放送。

中東の一部地域では、テレビ受信に必要なネット環境が利用できないため、国防省職員や許可を受けた視聴者は、パラボラアンテナを用意し、AFN専用のデコーダーを購入/レンタルで受信している。

AFNを最も受信できる地域では、テレビが8、ラジオが29サービス利用可能。一番少ない地域ではテレビが4、ラジオが4。

AFN-Japanは、「影のオーディエンス」の存在が大きく、米軍関係者以外に120万人のリスナーが存在し、その大半は、日本人の英語学習者や、英語話者の在日外国人。